北太平洋に4つの異なる文化圏がひとつの国家を形成している国があります。その名はミクロネシア連邦。その最西端にあるのがヤップ州です。ヤップはおそらくミクロネシアの中では最も旅心をくすぐられる島ではないでしょうか?他の島では忘れ去られてしまった伝統や、神秘的な伝説に包まれ、太平洋の島々の中でも非常に特色のある貴重な文化が多く残されています。有名な『石貨』もそのひとつ。石貨の写真を見て「ヤップに行きたい」と思われる方も多いのでは?この石貨は現在でも不動産などの取引の際などに流通する「通貨」なのです。カダイ村で見る機会のある『カルチャーツアー(2005年5月20日現在休止中)』では、伝統衣装に着替えた村人に迎えられ、石畳の道を歩いてヤップ式の農業や動植物を観察し、集会場の前でヤップの踊りを鑑賞した後は、ビンロウジュ採取やヤシの葉の籠つくりなどを見学します。石貨や『集会場(公民館の役割を果たすペバイ、漁に出る男性の集会所ファルー)』、そしてヤップに昔から伝わる、雨でぬかるんでも足が汚れない石の舗装道路=『石畳の道』、ヤップでは生きた歴史の証人と出会うことができます。マングローブ・ボートツアーでは、静かな水路を通って豊かなマングローブに守られたヤップの海と陸のつながりや、村々の海岸に建つ男の集会場を眺めることができます。ヤップの生活術を体験することもできます。ヤシの葉で籠を編んだり、草花でレイを作ったり。見て通り過ぎるだけの観光旅行とは違う、強い印象をお土産に持って帰られてはいかがでしょう?
(写真:やしの葉細工作り)