
| ルーマニア/モルドヴァ |
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|国のあらまし|みどころ&アクティビティ|アクセス方法と他国との組み合わせ|![]()
「ルーマニア」という国名を聞いて何を連想しますか?「ドラキュラ」でしょうか?「1989年に起きた革命⇒東欧の崩壊⇒ソ連の崩壊」でしょうか? まだまだ知られざる国・ルーマニア。本州と同じぐらいの面積を持つこの国には、ドラキュラ関連の史跡や革命の軌跡だけではない、素晴らしい魅力がたくさんあります。写真か映像で世界文化遺産の『5つの修道院』をご覧になった方も多いのでは?美しい彩色を壁に施した修道院を見ていると時間の経つのも忘れてしまうほど。また、北西部のマラムレシュ地方に行くと、素朴な人々が、伝統的な牧畜生活を送っています。マラムレシュ地方には世界文化遺産の『木造の教会』が村々にあり、ルーマニアの地方特有の木造建築文化に触れることができます。ルーマニアはまた、中欧の8つの国々を流れ、さまざまな文化を育んできたドナウ川の終点。世界自然遺産の『ドナウデルタ』という大湿地帯を最後に、黒海に流れ込んでいます。世界遺産だけではありません。ルーマニアには、まだまだ多くの魅力が隠されています。中欧唯一のラテン民族の国ルーマニアへ、自分だけの魅力を探しに行きませんか?
「モルドヴァ」という国をご存知でしょうか? 旧ソ連から独立した新しい国です。同じく旧ソ連から独立したウクライナに北・東・南を「コ」の字型に囲まれ、西はルーマニアと国境を接しています。地図で見ると三日月のような形をしています。旧ソ連の国々をひとつずつ指折り数えていって、「あれ? 一カ国足りない」と思ったらモルドヴァだった、そんな目立たない国です。モルドヴァは旧ソ連ではちょっと変わった国。民族的には隣国ルーマニアと同じ民族のモルドヴァ人が多く、言語もルーマニアと殆ど共通です。旧ソ連から入ると文化の違いに、ルーマニアから入ると文化の類似性に驚くかもしれません。首都キシニョウの町並みは「ソ連」を彷彿とさせる町並みですが、地方に行くとのどかな農村風景が広がっています。目立つのは葡萄畑。モルドヴァのワインは有名です。主産業は農業と工業ですが、どちらもワインに関係しています。葡萄の栽培にワインの製造。モルドヴァに行かれたら、ぜひ地方のワインセラーを訪れて、名物のワインを楽しんでください。
左から: モルドヴァ三景=キシニョウ旧市街、大聖堂、給水塔 <以上、全てイメージ>
| 国のあらまし | ||
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| ルーマニア | モルドヴァ | |
| 正式国・地域名 | ルーマニア | モルドヴァ共和国 |
| 面積 | 約237,500ku | 約33,700ku |
| 首都・首府 | ブカレスト | キシニョウ |
| 元首/政体 | 元首: トライアン・バセスク大統領 政体: 共和制 |
元首: ウラジミル・ヴォローニン大統領 政体: 共和制 |
| 人口/民族構成 | 人口: 約21,700,000人 民族構成: ルーマニア人約90%。他ハンガリー人、ロマ人など |
人口: 約4,240,000人 民族構成: モルドヴァ(ルーマニア人)が約55%。他ウクライナ人、ロシア人、ガガウス人、ブルガリア人など |
| 宗教/言語 | 宗教: キリスト教(ルーマニア正教が約90%) 言語: 公用語はルーマニア語。他ハンガリー語など。 |
宗教: キリスト教 言語: 公用語:モルドヴァ(ルーマニア)語とロシア語 |
| 通貨と為替 | ルーマニア・レウLeu (複数形はレイLei)。補助単位はない。 紙幣:10,000、50,000、100,000、500,000、1,000,000Lei ・・ 硬貨:500、1,000、5,000Lei 為替レート:1Lei=約0.0038円(2005年調べ)。 |
モルドヴァ・レイ(Lei)。 補助単位はバニ(Bani)。 紙幣:1、5、10、20、50、100、200、 500、1000Lei。 硬貨:5、10、25、50Bani。 為替レート:1Lei=約8.5円(2005年調)。 |
| ビジネスアワー | 銀行: 月〜金の9:00〜15:00。土・日・祝は休み。 お店: 平均して月〜金の10:00〜18:00。土は午前中。日・祝は休みのお店が多い レストラン: お店によって違う。ランチタイムとディナータイムに分けて営業しているレストランもある。一部のレストランは深夜まで営業している。 |
官公庁: 月〜金の8:00〜17:00。土・日・祝休。 会社: 月〜金の8:00〜17:00。土・日・祝休。 銀行: 月〜金の8:00〜17:00。土・日・祝休が基本だが、いくつかの銀行は土曜日の午前中にも開いている。 お店: お店によって異なるので、確認が必要。小さな商店などでは無休で開いているところもある。 レストラン: お店によって異なるので、確認が必要 |
| 時差とサマータイム | 日本より7時間遅れ。 日本が正午のとき、ルーマニアは午前5時。 サマータイム時は日本より6時間遅れ。 日本が正午のとき、ルーマニアは午前6時。 |
日本より7時間遅れ。日本が正午のとき、モルドヴァは午前5時。 サマータイム時は日本より6時間遅れ。日本が正午=モルドヴァは午前6時。 |
| 気候と旅行シーズン | ルーマニアの気候は大陸性気候だが、中央に馬蹄型に聳えるカルパチア山脈を挟み、地方によっては気候は異なってくる。全般的に春は4月〜5月。夏は6月〜8月で時として気温は30℃を超える。この時期は一面に花が咲きほこる。秋は9〜10月で、この時期がいちばんの旅行シーズンとなる。晩秋は11月で、山間部などではスキーができるようになる。冬は12月〜3月で、この時期の寒さはかなりのもので、山間部では−30℃を下回ることもある。各季節に応じた服装が必要。夏の日差し対策も必要。 | モルドヴァの気候は大陸性気候。夏の6月〜8月の平均気温は約21℃。しかし35℃〜40℃ぐらいになることもある。降雨量は6月7月が比較的多い。冬にあたる12月〜2月は気温も下がり、時として氷点下になることもある。しっかりとした防寒用の服が必要。 |
| 電圧とプラグ | 電圧は220V 50Hz。 プラグは『C』、『SE』タイプ。 |
電圧220V、50Hz。 プラグは『C』、『SE』タイプ。 |
| 電話 | 国際電話は電話局などからかけられる。 *日本からルーマニアへ:国際電話会社番号+国際電話識別番号010+ルーマニアの国番号40+市外局番(最初の0を取る)+相手の電話番号 *ルーマニアから日本へ:国際電話識別番号00+日本の国番号81+市外局番(最初の0を取る)+相手の電話番号 |
国際電話は電話局などからかけられる。 *日本からモルドヴァへ:国際電話会社番号+国際電話識別番号010+モルドヴァの国番号373+市外局番(最初の0を取る)+相手の電話番号 *モルドヴァから日本へ:国際電話識別番号0(トーンを確認)−00+日本の国番号81+市外局番(最初の0を取る)+相手の電話番号 |
| 水 | 水道水の飲用不可。ミネラル・ウォーターか湯冷ましをのんだほうがよい。 | 水道水の飲用不可。ミネラル・ウォーターか湯冷ましを飲むほうがいい。 |
| チップ | チップの習慣はない。レストランでよいサービスを受けた場合など、勘定の5〜10%のチップをあげると喜ばれる。 | チップは習慣ではないが、最近普及しつつある。ホテルの枕銭としては1ドル相当(12レイ)。レストランでサービス料が含まれていない場合は勘定の10%ぐらいがめやす。 |
| 入出国関係 | パスポートの残存有効期間: 入国時に6ヶ月間の残存有効期間が必要。 ビザ: 基本的に90日以内の観光であれば不要。 |
パスポートの残存有効期間: 入国時にビザ有効期間満了日の翌日から数えて6ヶ月間の残存有効期間が必要。 ビザ: 必要。在外公館(ルーマニアのブカレスト、トルコのアンカラ、ロシアのモスクワなど)で取得する。 外国人登録: 必要。旅行会社がアドバイスしてくれる。また、宿泊ホテルが代行してくれる。 |
上記に『ビジネスアワー/電圧とプラグ/電話』をご案内しております。
1.ビジネスアワーについては平均的な営業時間帯を採用しております。しかし、全ての機関や会社、お店、レストランがその通りの時間帯で営業しているとは限りません。出発前もしくは現地に到着後、ご確認されますよう、お願い致します。
2.電圧とプラグについてはなるべく政府関係・政府観光局関係の資料を基に作成してありますが、ホテルによっては個別のアウトレット(コンセントの穴)を設置している場合がございます。アウトレットによって使用できるプラグの形が決まります。ご出発前にご確認されますよう、お願い致します。
3.電話のかけ方は一般的に電話局などから日本に直通電話をかける場合のかけ方をご紹介しております。かける場所(公衆電話、カード式公衆電話、空港や駅に設置の電話、ホテルの部屋に設置の電話)によってかけ方は異なります。ホテルから電話をおかけになる場合はフロントで、また、弊社の「ホテルでの宿泊を伴う現地発着プラン」を申し込まれたお客様はガイドや現地係員などにホテルから電話をかける方法をお聞き下さい。一部の国・地域では電話局からしかかけられない場合があります。また、コレクトコールのできない国・地域もございます。
| みどころ&アクティビティ[ルーマニア<ブカレスト><東部><中央部><西部><北部>/モルドヴァ] | |
|---|---|
| ブカレスト (ルーマニア南部) |
ルーマニア南部のみどころは首都ブカレストにつきる。20世紀のはじめには「バルカンの小パリ」と呼ばれた美しい町並みは、現在では旧市街にその名残を見ることができる。 *国民の館: 故チャウシェスク元大統領が、約1,500億円を費やして建てさせた未完の宮殿で、公的な建物としてはアメリカのペンタゴンに次ぐ大きさを誇り、部屋数は3,000を越える。国民の館とはいうものの、チャウシェスクの私物。現在は国際会議や、などのイベントに使用されている。 *旧王宮跡: 「吸血鬼ドラキュラ」のモデルとされるヴラド・ツェペシュ公が15世紀に砦として築城した砦の跡。地続きの一画にはブカレスト最古の教会『クルテア・ベケ教会』があり、このあたりがブカレストで最も古い地域。 *革命広場: 1989年12月の流血革命の舞台となった広場。周りは1989年12月22日に故チャウシェスク大統領が逃亡した『旧共産党本部』、18世紀建立のルーマニア正教の『クレツレスク教会』、ルーマニアの芸術を集めた『国立美術館(旧共和国宮殿)』、1888年に建てられた文化活動の中心『アテネ音楽堂』などに囲まれている。 *大主教教会: 統一広場の傍にある、ルーマニア正教の大本山。教会の内部には聖人のミイラがある。 *凱旋門: 第一次世界大戦の戦勝を記念して1919年に建てられた凱旋門。 *農村博物館: ルーマニア各地の農村から集められた農家、教会、水車などが展示され、その数は300棟にもなる。ルーマニア各地の暮らしぶりを民具などから想像するのも楽しい。 [アクティビティ] <村での家庭料理/パン作り/ホームステイ>: 地方の村を訪れ、家庭料理を味わったり、伝統のパン作りに挑戦したり、ホームステイをしたり・・・ルーマニアの地方を知り、他国と組み合わせて旅したり・・・と、体験する現地発着プランがある。詳しくは店長まで |
| ルーマニア東部 | ルーマニアの南東部は黒海に面している。中欧の8つの国々を流れ、その文化を育んできた『ドナウ川』は、3つの支流に分かれて黒海に注ぐ。その河口にできた大湿原を『ドナウデルタ』と呼ぶ。ユネスコの世界自然遺産に認定されたこの大湿原は約5,500kuの規模を持ち、ヨーロッパ最大。さまざまな野生生物の楽園となっており、葦の群生の中にはイノシシやオオカミ、カワウソが、また300種を越える渡り鳥、100種を越える魚類が確認されている。ペリカンが生息するのはヨーロッパではここだけ。ドナウデルタ観光の基地は『トゥルチャ』。また、黒海沿岸南部には古代ギリシアやローマの影響を受けた『コンスタンツァ』がある。みどころはコンスタンツァ周辺からの出土品を集めた『考古学博物館』、1910年に建立されたムーア様式の『モスク』など。黒海沿岸は『ネプチューン』など、ヨーロッパ人に人気のリゾート地がある。 |
| ルーマニア中央部 | ルーマニア中部はみどころが多い。中世には19のギルドを有したシビウ、古都シナイア、古都ブラショフ、“吸血鬼ドラキュラ”の舞台のモデルとなったブラン城、更には世界文化遺産が4箇所もある。ルーマニア観光の際には、ぜひこの地をじっくりと回りたい。 *シビウ: 中世に19のギルドを有して栄えた街。また、文化・科学の都として知られた。みどころとしては巨大なパイプ・オルガンのある『福音教会』および宗派の違う教会群、古い建物に囲まれた『大広場』と『小広場』、18世紀末のトランシルヴァニア総督であったサミュエル・ブルケンタールの居館を博物館にした『ブルケンタール博物館』、『うそつき橋』などがある。 *シナイア: ブカレストの北120km、カルパチア山脈の山懐にある街。17世紀に建立されたフレスコ画の美しい『シナイア僧院』がこの街の発展のきっかけとなった。ほかのみどころは19世紀後半に王室の離宮として建てられた『ペレシュ城』、19世紀にドイツから招聘された王となったカロルT世の狩猟用の城『ペリショール城』など。 *ブラショフ: ブラショフはルーマニア中央に位置する、ルーマニア第二の都市。中世の町並みが残る、落ち着いた雰囲気で知られた古都。もともとは12世紀にドイツ人により建設が始まり、後にルーマニア人、ハンガリー人も街の発展に尽力したとされる。みどころは市の中心スファトゥルイ広場にあり、トランシルヴァニア地方の歴史についての展示がみごとな『歴史博物館』、ルーマニア近代〜現代の芸術を集めた『ブラショフ美術館』、美術館の隣りにあり、ルーマニア各地の民族衣装や民具や工芸品を集めた『民俗博物館』、トゥンパ山麓にある16世紀の要塞を博物館にした『ブラショフ要塞博物館』、トランシルバニア最大の後期ゴシック様式の教会『黒の教会』、中世ルーマニア人の居住区であったスケイに建てられた『聖ニコラエ教会』と『ルーマニア最古の学校』など。 *ブラショフ郊外の城塞都市: オスマン・トルコの侵攻から街を守るために築城された城塞都市。有名な城塞はふたつあり、ひとつは13世紀に教会を中心に建てられた『プレジュメール城塞(後述)』、もうひとつは高さ12mの城壁を持つ『ハルマン城塞』。 *ブラン城: “ドラキュラ伝説”で名高いこの城は、ドラキュラのモデル、ヴラド・ツェペシュ公の祖父ワラキア公ヴラドT世が居城とした。もともとこの城は14世紀後半にドイツ商人が、ワラキア平原から侵入しようとするオスマン・トルコ軍を見張るために築城したという。ツェペシュ公は幼少の頃、訪れたという。ブラショフ南西30kmにある。 *トランシルヴァニアの要塞教会: トランシルヴァニア地方の7箇所には、堅固な作りの要塞教会がある。オスマン・トルコの侵攻に備えたもので、13世紀から16世紀にかけて建立・築城された。『ビエルタンの要塞教会』や『プレジュメールの要塞教会』が特に有名で、多くの教会の内部には美しいフレスコ画が残されている。ユネスコの世界文化遺産に認定されている。 *シギショアラ歴史地区: トランシルヴァニア地方の中心に位置するのがシギショアラ。街は14世紀に建てられたの時計台を中心とした城塞都市となっており、中世の町並みがそのまま残されている。ヴラド・ツェペシュ公の生家があるが、現在はレストランとして営業している。街全体がユネスコの世界文化遺産に認定されている。 *ホレズ修道院: ワラキア公ブルンコヴェアヌ往時によって1697年に竣工した修道院。ルーマニアの伝統建築にバロック様式が取り入れられたブルンコヴァン様式で建てられている。境内はカトリコン聖堂を中心として4つの聖堂が十字架のように配置されている。ユネスコの世界文化遺産に認定されている。写真撮影制限がある。 *オラシュチエ山脈のダキア人要塞: 紀元前1世紀頃、ローマ帝国の侵略に対抗する目的でダキア人によって築城された。全部で6箇所あるが、代表的な要塞はいくつかの神域が残された古代ダキア王国の首都・『サルミセジェツザ』のもの。6つの要塞はユネスコの世界文化遺産に認定されている。これらの要塞は個人ではなかなか観光しづらいところ。PALMの手配で行くのがベスト。但し、サルミセジェツザ以外はちょっと印象が渋すぎる。 |
| ルーマニア西部 | ルーマニア西部にはいわゆる観光地はない。しいてみどころといえば1989年の流血革命の引き金となった革命の街『ティミショアラ』。時は1989年12月、当時の大統領チャウシェスクはティミショアラのマジャール人牧師テケーシュ・ラースローに国外退去命令を下した。それに対し、ティミショアラの市民は団結して抗議運動を起こした。12月16日、市内のルーマニア正教会で抗議運動を行う市民に対し、治安警察は武力鎮圧に乗り出した。銃撃戦となり、1000人近くの市民が犠牲になった。この事件が発端となり、革命の舞台はブカレストに移った。12月21日にはブカレスト市民と軍が衝突。多くのブカレスト市民も銃撃戦の中で命を落とした。12月22日、軍は民衆側に寝返り、流血革命はチャウシェスク夫妻の逮捕、処刑という形で12月25日にその幕を閉じた。ティミショアラのルーマニア正教会前には、12月16日の銃撃戦で犠牲になった市民の『記念の十字架』が立てられている。 |
| ルーマニア北部 | ルーマニア北部のみどころは大きく分けてふたつ。ひとつは北西部、ハンガリーやウクライナとの国境に近く、木造教会の存在で知られるマラムレシュ地方。そしていまひとつは北東部、モルドヴァ公国の栄華を今に伝える5つの修道院のあるブコヴィナ地方。民族衣装を着た人に会え、ホームステイもできる素朴な村も魅力。 <マラムレシュ地方> ルーマニア北西部のマラムレシュ地方では牧畜をして生計を立てている人々が多い。民族衣装をまとい、伝統的な生活を営んでいる人々を見ることができるかもしれない。この地方には美しい伝統的な『マラムレシュの木造教会』が残されており、そのうち8つがユネスコの世界文化遺産に認定されている。バイア・マーレ(1347年にプラハの旧市庁舎を模倣して建てられた『シュテファン塔』がある)が観光の基地となり、ホテルもある。また、サプンツァという村にはちょっと風変わりなお墓がある。故人の生前の生業などをモチーフにした芸術的な墓。絵になった故人の風貌から『陽気な墓』と呼ばれ、一種の観光名所になっている。 <モルドヴァ地方> *スチャバとその周辺: ルーマニア北東部のブコヴィナ地方には、美しい彩色を施した修道院がある。これらは『モルドヴァ地方の教会群』あるいは『5つの修道院』と呼ばれ、そのうち4つの修道院がユネスコの世界文化遺産に認定されている。5つの修道院とは: 1586年に竣工した5つの修道院のうちで最大。外壁のフレスコ画の保存状態もいい修道院『スチェヴィツァ修道院(世界文化遺産ではない)』、1532年にペトゥル・ラレシュ公によって建てられた、戦闘の壁画の描かれている『モルドヴィツァ修道院』、1503年に竣工した小さな修道院で、「創世記」などの壁画が残る『アルボーレ修道院』、1530年にモルドヴァ公国の大臣夫妻によって建てられた『フモール修道院』、1488年にシュテファン大公の勅命で建てられた、「最後の審判」の壁画がみごとな『ヴォロネツ修道院』を云う。必見である。『スチャヴァ』は5つの修道院を訪ねる基地で、14世紀〜16世紀の間、モルドヴァ公国の首都であった。14世紀に築城された『スチャヴァ城塞』が残る。 *ヤシ: 1565年、モルドヴァ公国は首都をヤシに移した。それから3世紀にわたり、ヤシはモルドヴァ公国の中心として君臨した。みどころは白亜のバロック様式の『メトロポリタン教会』、17世紀に建立された荘厳な『三聖人教会』、20世紀のはじめに建てられた『文化宮殿』などがある。 |
| モルドヴァ | モルドヴァのみどころはふたつ。ひとつは首都キシニョウ。この街の名の由来は3つある。ひとつはトルコ語で「羊の群れる場所」、ひとつは「泉」を意味するという説、いまひとつは「修道院の村」を意味するという説。街行く人はルーマニア系のモルドヴァ人が殆どだが、街の雰囲気は「ソ連時代」を彷彿とさせる。そして、もうひとつのみどころは「農村」。農村で見かけるのは一面の葡萄畑。地下のワイン・セラー。この国を支える産業は農業と工業。農業は葡萄の栽培に携わる人が多く、工業はワインづくりに携わる人が多い。紛れもなくモルドヴァはワインの国なのだ。 *キシニョウ: モルドヴァ共和国の首都。街並みはソ連時代に区画整理され、碁盤の目のようになっている。みどころはプーシキンが19世紀はじめに「エヴゲニー・オネーギン」を執筆した寓居『プーシキンの家博物館』、キシニョウのシンボルで鐘楼が印象的な『キシニョウ大聖堂』、キシニョウの目抜き通り『シュテファン・チェル・マレ通り』、モルドヴァの美術を集めた『国立美術館』、モルドヴァの歴史について学べる『国立歴史博物館』、モルドヴァの軌跡がわかる『国立民族歴史博物館』、現在は市立博物館となっている『給水塔』、さまざまな食材などが売られているキシニョウの庶民の台所『市場』、青のドームが美しい『聖ティロン大聖堂』などがある。 *農村: キシニョウ郊外や地方には葡萄畑の広がる農村がある。また、『地下のワイン・セラー』を見学できる場所がある。旅行会社で手配してもらい、訪れると説明も聞けて楽しめる。また、ティポヴァ村の『オーソドックス岩窟修道院』も見もの。 *沿ドニエストル共和国: モルドヴァが独立してまもなく、スラブ族(ロシア人など)が分離・独立を求め、やがて独立宣言をした、ドニエストル川流域の地域。モルドヴァの複雑な民族構成を知ることのできる場所。以前は独自の通貨もあった。『共和国の首都・ティラスポル』などがみどころだが、PALMに手配を依頼したほうがいい。 |
| アクセス方法と他国との組み合わせ | ||
|---|---|---|
| ルーマニア | モルドヴァ | |
| 直行便 | なし | なし |
| 経由1 | オーストリアのウイーンほか: ウイーンへは日本からオーストリア航空の直行便が就航。ウイーンからはブカレストまでオーストリア航空が就航。また、他のヨーロッパ諸都市へ日本から直行便で行き、そこからそれぞれの国の飛行機でブカレストに向かうこともできる。エール・フランス(パリ経由)、英国航空(ロンドン経由)、ルフトハンザ・ドイツ航空(フランクフルト経由)、KLMオランダ航空(アムステルダム経由)、アリタリア航空(ミラノ/ローマ経由)、スイス・エアラインズ(チューリヒ経由)に適用可。経由地で一泊する場合もあるので注意が必要。 | オーストリアのウイーン: ウイーンへは日本からオーストリア航空の直行便が就航。ウイーンからはキシニョウまでオーストリア航空が就航。但し、キシニョウに向けて出発する前に、ウイーンでモルドヴァのビザを取得のこと。 |
| 経由2 | トルコのイスタンブール: イスタンブールへは日本からトルコ航空の直行便が就航。イスタンブールからはブカレストまでトルコ航空が就航。 | トルコのイスタンブール: イスタンブールへは日本からトルコ航空の直行便が就航。イスタンブールからはキシニョウまでトルコ航空が就航。但し、キシニョウに向けて出発する前に、アンカラでモルドヴァのビザを取得のこと。 |
| 経由3 | ロシアのモスクワ: モスクワへは日本からアエロフロート・ロシア航空の直行便が就航。モスクワからはブカレストまでアエロフロート・ロシア航空が就航。 | ロシアのモスクワ: モスクワへは日本からアエロフロート・ロシア航空の直行便が就航。モスクワからはキシニョウまでアエロフロート・ロシア航空が就航。但し、キシニョウに向けて出発する前に、モスクワでモルドヴァ共和国のビザを取得のこと。 |
| 国内線 | あり。モルドヴァ地方のスチャバなどへの便がある。 | なし |
| 他国との組み合わせ | ブルガリア、ハンガリー、モルドバとの組み合わせが代表的。 | ルーマニアとの組み合わせが一般的。 |
| 他国との組み合わせの一例1 | 例えばルーマニア+モルドヴァ: ルーマニアでは世界遺産めぐりが主体となる。モルドヴァでは農村や地下のワインセラー、ティポヴァ村の岩窟修道院を訪ねる。両国に共通する料理も楽しみ。 | |
| 他国との組み合わせの一例2 | 例えばルーマニア+ハンガリー: ハンガリーではドナウ川沿岸のみどころを回り、遠い昔の遊牧民に思いをはせるべく、ホルトバージかトカイ・ワイン地域に向かう。そのままルーマニアに抜け、マラムレシュの木造教会を訪ねる。時間が許せばぜひ、5つの修道院も見てみたい。北部からは中部のブラショフ、シギショアラなどを観光しながらブカレストに向かう。 | 例えばモルドヴァ+ロシア: モスクワでモルドヴァのビザを取得。ついでにクレムリンや黄金の環、時間が許せばサンクトペテルブルグにも行ってみたい。モルドヴァでは農村や地下のワインセラー、ティポヴァ村の岩窟修道院を訪ねる。 |
| 他国との組み合わせの一例3 | 例えばルーマニア+ブルガリア: ルーマニアではブラン城、ブラショフ、シギショアラ、ビエルタンの要塞教会、シビウなどを観光し、ブルガリアへ。ブルガリアではいくつかの世界遺産やバラの谷を訪れる。もちろん、ブルガリア随一の名刹リラの僧院も拝観する。⇒このコースはルーマニアの現地発着プランにある。 | 例えばモルドヴァ+トルコ: アンカラでモルドヴァのビザを取得。カッパドキアも見てみたい。モルドヴァでは農村や地下のワインセラー、ティポヴァ村の岩窟修道院を訪ねる。 |